この記事でわかること
- 北海道の宿で、電気より大きいことがある費用
- 重油・灯油・ガスの見直しどころ
- 水道代で見るところ
私は電気が本業ですが、「電気より大きい費用がある」なら、そちらを先に見るべきだと思っています。
とくに北海道の宿泊施設では、これがよく起こります。
北海道の宿は、熱源が電気とは限りません
「北海道は寒いから電気代が高いでしょう」と言われることがありますが、そうとは限りません。
北海道の温泉旅館・ホテルの多くは、暖房・給湯・温泉の加温を、重油や灯油のボイラー、あるいはガスでまかなっています。
つまり、寒さがそのまま電気代に出ているわけではないんです。寒さは、燃料費のほうに出ています。
まず、自社の熱源を確認してください
- 暖房は何で動いているか(重油/灯油/ガス/ヒートポンプ)
- 給湯は何か
- 大浴場の加温・追い焚きは何か
ここが重油・ガスなら、冬の光熱費の主役は燃料費です。電気ではありません。
重油・灯油の見直しどころ
① 単価を比べたことがありますか
燃料は、同じ地域でも供給業者によって単価が違います。
長年同じ業者から買っていて、一度も比較したことがない。宿泊施設では、これがよくあります。
配送の都合や地域性があるので、単純に安いところに変えればいいという話ではありません。ただ、いまの単価が相場からどうなのかは、知っておいたほうがいいと思います。
② 配送のロットと頻度
タンク容量に対して、配送の頻度が細かすぎないか。まとめて入れられるなら、単価が変わることがあります。
逆に、繁忙期に切らして緊急配送になっていないか。緊急配送は割高です。
③ ボイラーの効率
古いボイラーは効率が落ちています。燃料代が同じでも、取り出せる熱量が減っています。
更新には投資が要りますが、燃料費が大きい施設ほど回収は早くなります。
水道代の見直しどころ
大浴場や温泉を持っている施設は、水道代も相応にかかります。
① 漏水していないか
これが一番効きます。
深夜、誰も使っていない時間帯にメーターが回っていないか。回っていれば、どこかで漏れています。
地中の配管からの漏水は、地上から見えません。気づかないまま何か月も払い続けていることがあります。
② 用途によって、料金区分が違うことがあります
自治体によっては、井戸水と上水道の併用や、用途別の料金体系があります。
温泉水を使っている施設で、上水道の使用量が想定より多いなら、どこで使っているのかを一度整理する価値があります。
③ 下水道料金の算定方法
多くの自治体では、上水道の使用量=下水道の使用量として計算されます。
でも、打ち水、散水、蒸発など、下水に流れていない水がある場合、申請すれば下水道料金から除外できる制度を持つ自治体があります。
温泉施設で、かけ流しの湯や散水に大量の水を使っているなら、確認する価値があります。
見直す順番
私が見ている順番は、これです。
1. 金額が大きいものから
2. 毎月かかるもの(固定費)
3. 質を落とさずに下げられるもの
北海道の宿で言えば、冬の燃料費が電気代を上回っていることは珍しくありません。そうであれば、燃料費から見るのが順番として正しい。
(考え方は「会社の経費、どこから見直すか」に詳しく書きました)
私にできること・できないこと
正直に書きます。
電気については、9社を比較したうえで、今より下がるかどうかをお答えできます。見た結果、今の契約のままがいいという答えになることもあります。
重油・灯油・ガス・水道については、私のところに直接の提携先はありません。なので「必ず安くできます」とは言えません。
できるのは、課題を伺って、対応できる提携先があるかお調べすることです。あればお持ちしますし、なければ「ありません」とお伝えします。
そのうえで、「どこにお金が漏れているか」を一緒に整理するところは、お手伝いできます。漏水のチェックや、熱源の確認は、ご自分でもできることです。
よくいただくご質問
Q. 電気だけ頼むこともできますか
もちろんです。むしろ、まずは電気からで構いません。
Q. 重油の業者を紹介してもらえますか
現時点で直接の提携先はありません。ご相談いただければ、対応できる先があるかお調べします。
Q. 漏水の調査は誰に頼めばいいですか
まずは水道メーターの確認からです。深夜に回っているようなら、地域の水道局か指定給水装置工事事業者にご相談ください。
Q. うちは電気だけです(オール電化)
でしたら、電気の見直しがそのまま光熱費の見直しになります。効果は出やすいです。
このあとの流れ
電気については、こちらでお手伝いできます。
① 検針票を1枚、メールかLINEでお送りください(撮影1枚でOK。2分ほどで終わります)
② 通常2〜3日ほどで試算をお返しします。この時点でこちらからお電話することはありません
③ 見て検討したい場合だけ、ご連絡ください。お断りのご連絡も不要です
いただいた検針票を電力会社にお渡しするのは、お客様の同意をいただいてからです。試算は無料で、試算後のご契約は任意です(試算だけで費用が発生することはありません)。
詳しくは北海道の温泉・ホテルの電気代を見直すもご覧ください。
業種別のご案内
温泉・ホテルの電気代/印刷工場の電気代/介護施設の電気代
書いた人:株式会社fortuna(でんきの窓口)代表 池内裕亮/札幌/北海道の高圧法人を中心に、電力会社9社を比較した見直しを担当。→ 会社概要
株式会社fortuna(でんきの窓口)は、小売電気事業者9社の販売代理・媒介を行っています。ご提案の際は、契約先となる小売電気事業者名・料金プラン・契約期間・解約時の条件を書面でご説明します。
※記載の内容は2026年度時点の一般的な説明です。自治体の制度や契約内容により結果は異なります。削減をお約束するものではありません。