この記事でわかること
- リース契約が「払いっぱなし」になりやすい理由
- 棚卸しの手順
- 満了時の3つの選択肢と、再リースの考え方
リース料は、毎月同じ金額が口座から落ちます。金額が変わらないので、誰も見なくなる。 それが、この費用の一番の問題です。
複合機、ビジネスフォン(回線契約とセットで見ます。「通信費の見直し」)、サーバー、厨房機器、送迎車、産業機械。高圧の施設は設備が多いぶん、リース契約も多いです。
「払いっぱなし」になる3つのパターン
① 満了後も、同じ金額を払い続けている
リースは通常5〜7年です。満了すると、再リースするか、返却するか、買い取るかを選びます。 満了後の「再リース」は、年額で元の月額リース料1〜2か月分(月に直すと元の1/12〜1/6)が一般的です。
ところが実際には、満了時に営業が来てまだ使える機械を新機種のリースに組み替えてしまうケースと、複合機などで保守・カウンター料金がリース終了後も高いまま残るケース、レンタル契約や保守込み契約で満了後も同じ月額が続いているケースがよくあります。再リース料が元の月額と変わらないなら、まず契約書を確認してください。
② 使っていない機器のリースが残っている
事務所の移転で使わなくなった複合機、担当者が辞めて誰も触らないパソコン、閉めた部門の機械。リース物件は途中解約できないことが多いので、「使っていないけど払っている」が起きます。
途中解約はできなくても、満了日を把握して、その日に返却することはできます。把握していないと、そのまま自動更新です。
③ 保守契約が二重になっている
リース料に保守が含まれているのに、別途保守契約を結んでいる。あるいは、リース満了で保守が切れたことに気づかず、故障して初めて分かる。どちらも、契約書を見ないと分かりません。
棚卸しの手順
① 一覧を作る
通帳・カード明細で、毎月同じ金額が落ちている先を全部書き出します。リース会社の名前で落ちていて、何の機器か分からないものがだいたい出てきます。
| 機器 | リース会社 | 月額 | 開始 | 満了 | 使用場所 | 使っているか |
|---|
② 満了日を埋める
契約書を探すか、リース会社に問い合わせます。ここが一番手間ですが、一度作れば毎年使えます。
③ 「使っているか」を現場で確認する
明細だけでは分かりません。その機器の前に行って、電源が入っているか、最後に使ったのはいつかを聞く。 これで「誰も使っていない」が見つかります。
④ 満了が近いものから、選択肢を決める
満了時の3つの選択肢
| 選択肢 | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|
| 再リース | まだ使える。買い替えるほどではない | 年額で元の月額1〜2か月分が一般的。同額なら契約書を確認 |
| 返却して新しい契約 | 古くて効率が悪い。新型のほうが電気代・保守費が下がる | 新しいリース期間が始まる。総額で比較する |
| 買い取り | 長く使う。リース会社から安く買える | 保守が切れる。修理費が自社負担になる |
「使えているならそのまま」が、一番損なことがあります。 再リースなら年1か月分で済むものを、12か月分払い続けている。まずは満了日を確認してください。
設備の更新と、つなげて考える
古い設備を再リースで使い続けるか、新しい設備に替えるか。この判断には、設備の電気代が関わります。
古いキュービクル、古い空調、古い照明。リース料は安くても、電気代が高い設備なら、更新したほうが合計で下がることがあります。初期費用をかけない更新の方法は「初期費用をかけずに設備を入れる3つの方法」に書きました。
私にできること
正直に書きます。リース契約について、私に直接の提携先はありません。 なので「このリース会社に変えれば安くなります」とは言えません。
できるのは、一覧を作って、満了日と使用状況を一緒に確認するところまでです。それだけで「払いっぱなし」が見つかることが多い費用です。
よくいただくご質問
Q. 途中解約はできますか
リース契約は原則できません。解約する場合は、残りのリース料を一括で払う形になることが一般的です。レンタル契約は解約できるものが多いので、どちらの契約かを確認してください。
Q. 再リースの月額は交渉できますか
一般に年額で元の月額1〜2か月分が目安ですが、契約により異なります。同額のまま更新されているなら、リース会社に確認する価値があります。
Q. 満了日が分かりません
契約書がなければ、リース会社に問い合わせれば教えてもらえます。一覧を作るときに、まとめて確認するのが効率的です。
Q. 電気の相談と一緒にできますか
できます。経費全体を「どこから見直すか」の順番で整理するところをお手伝いしています。
なお、私が扱っているプランには、市場価格に連動するタイプもあります。市場が落ち着いているときはよく効きますが、高騰したときは単価が上がります。値動きを読めないことそのものが負担になる会社には向きません。固定型を選ぶこともできますので、向き不向きは「市場連動プランのメリットとリスク」でお話ししています。
このあとの流れ
電気については、こちらでお手伝いできます。
① 検針票を1枚、メールかLINEでお送りください(撮影1枚でOK。2分ほどで終わります)
② 通常2〜3日ほどで試算をお返しします。この時点でこちらからお電話することはありません
③ 見て検討したい場合だけ、ご連絡ください。お断りのご連絡も不要です
いただいた検針票を電力会社にお渡しするのは、お客様の同意をいただいてからです。試算は無料で、試算後のご契約は任意です(試算だけで費用が発生することはありません)。
経費全体の話は経費削減の窓口にまとめてあります。
業種別のご案内
温泉・ホテルの電気代/印刷工場の電気代/介護施設の電気代
書いた人:株式会社fortuna(でんきの窓口)代表 池内裕亮/札幌/北海道の高圧法人を中心に、電力会社23社を扱い(高圧で比較できるのは7社)、電気代の見直しを担当。→ 会社概要
株式会社fortuna(でんきの窓口)は、小売電気事業者23社の販売代理・媒介を行っています。ご提案の際は、契約先となる小売電気事業者名・料金プラン・契約期間・解約時の条件を書面でご説明します。
※記載の内容は2026年度時点の一般的な説明です。契約内容・リース会社により条件は異なります。削減をお約束するものではありません。